大連で、気づいてみれば、はや半年。


by pigrets2
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2005年 01月 24日 ( 1 )

ゴーリキー路

大連の街で、私の好きなところがある。
彼の地の文豪「ゴーリキー」という名前のついた道だ。
お客が来れば、なるべくそこを見せるようにしている。
レンガ作り、三角屋根、煙突のたつ古い家々が並ぶ通り。
人が住んでいるのかどうかもわからない。

夜、友人と3人でその界隈を歩いた。
細い裏路地へ入ったとたん、私達は別世界にトリップしたみたいだった。
夜空の高い高いところに月がかかり、路地裏を青黒く照らしている。
でも、私達が歩く道までは照らさず、足元は暗い。
いきなり、崩れかけた廃墟みたいな家の囲いから、
灰色っぽい綿入れを羽織ったおじさんの、白い目がこっちを見た。
私達も驚いたが、おじさんも驚いていた。
あんな時間に、こんなところを歩いている人間を警戒しているんだと思った。

時間とともに、こんな家並みはなくなってしまうんだろう。
残念だとも思う。
でも、それはそこに住んでいない者の勝手な感傷なんだろう。

そんな感傷と共に、それでもあんな風景を、仲のいい友人と見れたことは、
多分、ずっと忘れないと思う。
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by pigrets2 | 2005-01-24 16:36 | おでかけ